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2022年もご支援ありがとうございました。

  2022年もあとわずかとなりました。 コロナ禍やウクライナとロシアの戦争の影響による世の中の変化で、この先も物価上昇や品物不足は避けられないと思われます。 コロナ禍でのペットブームで、新たにペットを飼い始めた人達が、ペットフードや医療費の上昇を受け、この先飼いきれなくならないか心配です。 いそねこ協議会は、会ではシェルター運営はしていませんが、実践グループで活動しているボランティアさんの中には、地域猫のお世話をし、場合によっては保護して里親探しをしている方もいますので、負担は増すばかりではないかと案じております。 以前、「犬と猫と人間と」という映画の中で、『動物愛護というのは世に中に余裕がないと受け入れられ難い』と言われていたのを思い出します。 いそねこ協議会が地域猫活動を始めて20年以上が経ちますが、当初は増え続けるノラ猫を、処分するのではなく、不妊去勢手術で繁殖を抑る&きちんと管理することで、周辺住民とのトラブルを抑え、猫が一代の生を全うすることで数を減らしていく事を目標にしてきました。 その後は殺処分ゼロキャンペーンの影響で、「外の猫に餌を与えるなら不妊去勢手術をするのは当たり前」という考えが広まり、ノラ猫の数はかなり減ったのではないかと思います。 それはそれで喜ばしい反面、今度は飼い主のいる動物の多頭飼育問題が浮き彫りになってきました。 これもまた、動物の問題ではなく、人間側の問題から出てきたものです。 それでも増え過ぎるとまずは動物をなんとかしなければ、となってしまうため、問題の本質が隠されてきていましたが、やっと動物だけでなく人間の問題を解決しなければならないとの考えが浸透してきてくれたかな・・・と感じています。 と、いうわけで2023年も、地域猫活動を通じての地域住民同士のつながりを増やし、地域の中で猫に関わる問題を解決していけるようにする事、ねこの会(譲渡会、ノラ猫相談)を通じて適正飼育できる飼い主さんを増やして、飼い主のいない猫を減らしていく活動を推進していきたいと思います。 2023年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。