2023年もご支援ありがとうございました。


 今年も磯子区猫の飼育ガイドライン推進協議会(いそねこ協議会)をご支援くださり、ありがとうございました。

2023年もあとわずかになりました。

新型コロナウイルスが5類に移行し、世の中がコロナ以前のような状態に戻りつつある中、ウクライナとロシアの戦争は続き、イスラエルとガザ(パレスチナ)の戦闘も終わりが見えない状態です。また今年の酷暑を考えると温暖化も対策云々をいまさら議論している場合ではなく、待ったなしで人間の生活改善をしないと、地球は生き物が住めない場所になりそうです。

こんな時に地域猫活動なんて…といわれそうですが、そんな時だからこそ、地域コミュニティを立て直して、住んでいる人が「自分が住んでいる場所」や「近隣の住民」を大事にして、「みんなで住みよい街を作る」のが大切なのではないかと感じています。

飼い主のいない猫の問題も、飼い猫を際限なく増やしてしまう多頭飼育問題も根っこは「増えた猫の問題」ではなく、「増やす人側の問題」です。

「猫が増えているから動物ボランティアにお願い」と、猫が増えるたびにボランティアが解決するのではなく、孤独や貧困や知識不足から猫を増やしてしまう人を、「猫に依存することなく生きられる」ようにしたり、手放さず飼い続けて終生飼育できるようにしていくために、どういった支援が必要なのか、発想を転換していかなければ解決の道筋が見えないと感じ、今年は社会福祉との連携を目指してきました。

そして、いそねこ協議会は2023年から「磯子区社会福祉協議会」の会員になり、10月には地域猫の生みの親である黒澤泰氏をお迎えして、福祉関係の方に地域猫活動を知ってもらう研修会を開催することが出来ました。

まだまだ最初の一歩ではありますが、今後も福祉側との相互理解を深める努力をし、人と猫とが住みやすい磯子区を作っていくために、お互いの得意分野を持ち寄って、協力できればと思っています。

2024年が皆様にとって、そして人と共に暮らす猫や、地域で暮らす猫たちにとっても、少しでも穏やかで実りの多い年になりますように。


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